「で、それが何?」って話なんですけど

早いもので、7月ももう半ば。耐えがたい猛暑かと思うと、河川が氾濫しそうな程の豪雨に見舞われる。いずれにしても 外出をなるべく控えて家にじっとしている。ちっちゃい ちっちゃいエピソードが頭をよぎる。「で、それが何?」とセルフ  ツッコミを入れながら書き留めておこうかな?

 

★リビングのエアコンが突然作動しなくなった。昨日までは快適に動いていたのに、急になんで~? 見ると本体の「タイマーランプ」がオレンジ色に点滅している。リモコンボタンにうっかり触ってしまったかな?と、タイマー設定を確認するが直らない。取説をネット検索すると「本体のタイマーランプが 3 回点滅を繰り返すようなら修理が必要」とあった。室内外基板の故障らしい。部品はまだあるみたいだけれど、出張費も入れると結構なお値段だし、今回修理できても別の箇所が壊れる可能性もある。もう買い換えを検討した方が良さそう。

ふと、「10 年の長期保証に入っているので、保証期間内ならすべて無料だったはず」と思い当たる。(無料で修理できるなら ひとまず 使えるまでは使おう)。保証書を調べると、あ~、微妙に保証期間ぎりぎり。でも 私は知っていた。保証開始は購入した日ではなく、家に取り付けた日になることを。購入日から 取り付け工事日まで数日待った記憶がある。ふふふ。セーフかも。お店に電話して確認する。担当の方がカスタマー情報をチェックした後に申し訳なさそうに告げる。「お客様の保証期間は 3 日前に切れています」。「え~!!ホントですか?」と私は問う。「いえ、ウソです。明日までが保証期間内です」と担当の方が言ってくれないかな?と期待したけれど、そんなことはなかった。「保証期間が切れた途端に故障するんですよね」と優しく慰めてくださるが、臨時の高額出費のことが私の頭を駆け巡るドルマークの札に羽が生えてバタバタと飛んで行くイメージ)。切ない。しかし、エアコン無しで 酷暑は乗り越えられないだろう。新しいのを購入した。取り付け工事に来られるまでの 4 日間が猛暑日で辛かった。死ぬかと思った。工事の方達が正義の味方 ヒーローに思えた。

 

★TVの街頭インタビュー、「梅雨時期は洗濯物の室内干しが大変」という話で、年配の女性が質問に答えていた。「我が家には干す所がないんですよ」。すると若い男性レポーターがアドバイスをする。「突っ張り棒を活用されてはどうでしょう?便利ですよ」。女性が にこやかに言う。「それがねぇ、突っ張り棒が使えないんですよ」。レポーターは「簡単ですよ、部屋の壁と壁に渡すようにすれば良いだけですから」と親切に教える。申し訳なさそうに女性が告げる。「ごめんなさい。ウチ、どの部屋も広すぎて・・・突っ張り棒の長さが足りないの。生意気言ってごめんなさいねぇ」。・・・・・・レポーターが返事に詰まった。彼の「そんなにデッカイ家なんか~い?!」という心の声が聞こえそうだった。部屋に突っ張り棒を渡さなくても、彼女のお宅には性能のよい乾燥機がありそうだ。物腰の柔らかいエレガントな女性が本当に申し訳なさそうに答える姿が愛らしかった。

 

★母から「タウン誌にこんなのが載ってた」と LINEで写真が送られてきた。よく目立つ文字で大きく《産科始めました》とある。下の小さな説明文によると、今まで婦人科のみだった病院が、この度 新たに医師を迎えて 産科もスタートすることとなった、とのこと。それは良かった。地域の人達にとっては ありがたいね。

で、何気に隣の記事を見ると、同じく よく目立つ文字で大きく《冷やし中華始めました》とある。これって、偶然? タウン誌の広告は、枠のサイズで掲載料が異なるらしいので、たまたま同じ大きさのお知らせが二つ並んだだけかもしれないけれど。産科も冷やし中華もどちらも始まって、まずはめでたい。

 

★用事をしつつ、つけっぱなしにしていたテレビが ニュースの時間になったらしい。「娘が『首を拾った』と言ったのです」。 はい? なんですと? 日常生活の中で いったいどうすれば 落ちてる首に遭遇できるの?  小学生が学校帰りに「10 円拾った」と家族に言うのとは 次元が違うでしょう? 私のツッコミをよそに アナウンサーは淡々と原稿を読む(さすがプロだ)。昨年の札幌のあの事件の裁判で、被告の父親が証言している内容のようだった。「こんなことが、現実に起こりうるの?」と戦慄する事件だけれど、私の頭の中では不謹慎にも《首を拾った》《10 円拾った》が交互にリフレインする。

 

★外は雨。雨音を聞きながら、免許証の裏を眺める。「移植のための臓器提供もできなくなったなぁ」。度重なる手術で摘出してしまったり、不具合があるから、私の死後は もう どなたかのお役に立てそうにない。内臓が無いぞう~。残るはこの美貌だけ・・・山本リンダか?!)。わぁ、あちこちから座布団が飛んできた。冗談ですってば~。座布団投げないで!

ああ、もうダメ。いったい私は何を書き残したいの?「で、それが何?」って話ばかり。もう寝ます。おやすみなさい。