2022-01-01から1年間の記事一覧

パーティ ピーポー (Party People)? いいえ、救急車ピーポーです

現在 闘病中の私は その日、大学病院での治療・検査などを受けた。2 回目の胃癌手術から約半年過ぎ、食事の内容・量・タイミングなども次第に分かってはきたけれど、それでも思いもかけずにダンピング症候群が現われる時がある。サンドイッチ 1 切れとドリン…

戸惑う女と魔性の女

娘 (小焼け) の夏休みが終わった。部活、夏期講習、大学のオープンキャンパス、お盆で祖父母宅へ・・・などに加え、友達の誘いに応じて 海や夏祭りへと出かけて行った夏休みだった。 小焼けにしては初めての 1 対 1 のデート?もあった。幼稚園時代から一緒の友…

なんとかして詐欺を未然に防ごうと頑張ったんですよ、私

銀行に行った。数台ある ATM には先客があるけれど、どなたも ATMでの操作は短時間で、すぐに順番が回って来る。私のお隣には もう既に、電話をしながら ATM の操作をなさる高齢の女性がいらっしゃる。こういう状況を目の当たりにするのは初めてだ。「ATM → …

思いと祈り

★新聞に 白寿の方の言葉が載っていました。 【目的ができたと白寿の祖母の言う プーチンの死をみるまで生きると】神戸市 米谷 茂さん 99歳にしてこの心意気。凜となさって素晴らしい。そして 人生の大先輩にこうまで言わしめるプーチンが憎い。 ★原爆慰霊祭…

『六月の子守唄』と 母親あれこれ。(追記:「よしこさん」登場です)

★死刑囚の母7月27日の新聞、一面トップの見出しに『秋葉原殺傷 死刑を執行』とあった。その横に 同じく太字で 執行された人の名前がある。「ああ、ここにも・・・」という思いが浮かぶ。以前にもこんな思いをしたことがあった。『 6人の死刑囚の刑が執行』とい…

とりとめのない会話

★「大発見だ」と帰宅した娘 (小焼け) が言う。部活の始まる前に 友達が電話しているのが聞こえたらしい。「おばあちゃんと孫って、あんなに甘く優しく会話するものなの? まるでアニメに出てくる二人みたいな雰囲気だったよ。電話の後で スマホの写真見せて…

「行ってきます」と出かけたのに・・・

衝撃的なニュース速報が駆け巡った翌日、朝刊を眺めながら娘 (小焼け) が言う。「安倍さんも 昨日の朝『行ってきます』と家を出たのに、『ただいま』と言って帰って来ることはなかったんだね」。一面トップには 演説する元首相の写真が載っている。「そうね…

う~む

夢の中で泣いたことを覚えている朝。ベッドの中にて ぼんやりした頭で考える。「あの少年は誰だったのだろう?」「私達はどこへ向かおうとしていたのだろう?」 夢の中で 少年は小さな声で言った。「家の物に全部 差し押さえの紙が貼られて もう触ることもで…

謎なり

(実家にての話が まだまだ続きます)★リビングの片隅に立て掛けてあった黒いケースを、娘 (小焼け) が見つけた。「これ、なぁに? 開けてもいい?」と言いながら、祖父母の返事も待たずに もう開けている。「ギターにしては大きいし、チェロにしては小さい…

母は言った「私ね、お父さんと別れようかと・・・」。 またですかぃぃ?

(実家にて)警察署からの間違い電話の後、母の話はまだまだ続く。 「私ねぇ、お父さんと別れようかと思っちゃったわよ」。母は時々こういうことを言う。 最初の内こそ「えええ! 何を唐突に!?」と慌てもしたが、回が重なると こちらも「またなの? 今度は…

「で、ごめんなさいは?」と 女子高生は尋ねた

先日 久し振りに実家を訪れ リビングで談笑している時、突然 父のスマホが鳴った。 父はちらりと画面を見た後、知らんぷりしている。「お父さん、電話に出ないの?」と尋ねると、「友達や親戚は登録してあるから名前が表示される。こんな知らん番号には出ん…

知恵と工夫を友として(『アンパンマンのマーチ』風味)

退院してからというもの、私の頭の中は常に「食べること」でいっぱいになっている。まあ、元々、手術に関係なく「食べ物」が脳の半分を占めていたような気もするけれど、それに「真剣さ」が加わったように思える。 というのも、一度耳にした言葉が頭から離れ…

素直な瞳が眩しかった日

郵便局へ行った。用事を済ませて帰る時、目の前の歩行者専用道路に通行人がいなければ、駐車場出口を左折すればすぐに大通り (車道) に出られる。出口で左右の確認をしていると、旗を持った女性の姿が見えた。その後ろをランドセルを背負った子ども達が続い…

お支払いは現金で? カードで? それとも・・・

手術の数日前、改めて術式の詳しい説明を受けた時に「時間はどのくらいかかりますか?」とお尋ねすると、先生は「普通は 5 時間~ 6 時間ですが、夕暮れさんの場合はもっと長く 8 時間くらいになるかも知れません」とおっしゃる。「8 時間!」と思わず繰り返…

手術台の上で泣き叫んだ お方

今まで何度も入院・手術をしてきた経験からすると、4 人部屋の各ベッドはカーテンでぐるりと囲まれ、同室の方達が看護師さんやドクターと会話される声が聞こえる以外には 患者同士は顔を合わせることも殆どなかった。 ここ数年間は コロナ禍で仕方ないにして…

ただいま!です  桜に間に合いました

★訪れてくださった皆様へ 入院中 いろいろありまして、退院が延び延びになってしまいましたが、昨日ようやく帰宅できました。ただいま!です。 再入院・手術にあたり、皆様からお寄せいただいた温かい励ましのコメントを嬉しくありがたく拝読致しました。か…

何が起きてます?(その5)& ご挨拶

退院して 2 週間後に外来受診をした。経過報告と検査だと思って気楽に行った。手術後 2 か月間は食品の制限があり、口にできるものが少なかった。はぁ、食いしん坊なのに辛い。体に良いとされている繊維たっぷりの野菜さえも 胃の傷には悪いとのこと。スイー…

何が起きてます?(その4)

★訪れてくださった皆様へ ご無沙汰のご挨拶だけ・・・と思っていましたのに、ブログでは「その1」~「その4」と続いてしまいました。 おどろおどろしい話で始まり、ネガティブなことをぼそぼそと綴るに至っています。それにもかかわらず、スターマーク・DM、或…

何が起きてます?(その3)

ベッド上で、身動きもままならない状態で迎えた夜は長かった。 「これからどうなるのだろう?」という思いが拭いきれない。不安に苛まれると 思考はネガティブな方向へと向かっていく。 スタッフ ステーションからカーテン越しの灯りが漏れる。隣のベッドの…

何が起きてます? (その2)

麻酔から目覚めたら、先程ストレッチャーに乗せられて出ていった病室ではなく、別の場所にいた。「ここはどこだろう?」とぼんやりした頭で辺りを見回すと、ベッドの頭側が壁ではなくて、透明ガラスになっていた。透明ガラスのあちら側はスタッフ (ナース) …

何が起きてます?(その1)

★訪れてくださった皆様へ。 4か月ぶりのブログ更新となりました。松の内も過ぎ 遅ればせながらですが本年もよろしくお願い致します。 記事更新がないにもかかわらず、訪問してくださった方、過去記事を遡って読んでくださった方、案じてDMをくださった方・・・…