2019-01-01から1年間の記事一覧

義父に見えている世界

今年も残り1時間。 夫の父が言った。「この前からお母さんの姿が見えん。ずっと探しているが ひとりで四国に帰ったかのう」 病と闘っていた義母は、残していく皆ひとりずつに宛てて 俳句をしたため逝ってしまったのに ↓ 義父の中ではまだ平成で 義母も生き…

「男の子」も「男の人」も・・・泣いちゃってください

街で 向こうからやって来た幼い子が急に走り出した。「危ないよ」 というお母さんの声はしたけれど、勢いよく転んでしまった。赤ちゃんを抱っこしたお母さんの為に 先に走って行って、斜め前にある歩行者専用ボタンを押してあげようとしたらしい。良い子ねぇ…

サンタさんはね・・・ホントはね・・・

街が 美しいイルミネーションで彩られる この時期になると思い出す。 娘が言ったことがある。 「今日ね、幼稚園にサンタさんが 3 人来たよ。 一人は園長先生。 一人は Kちゃんのパパ。 二人とも すぐに分かったよ。それからね、もう一人は本物だったよ」。本…

母は言った。「私ね、お父さんと別れるわ。お父さんには悪いけどね」

母から、我が家の年末年始の予定を尋ねる電話があった。用事が済んだ後、母がぼそっと言った。「私ねぇ、お父さんと別れるわ。お父さんには悪いけどね・・・」。 えええ! 何をまた唐突に!? 私の父は穏やかな人で、家族にも声を荒げて物を言うようなことはな…

人生を少し共有させてもらって、思うこと

twitterやブログに 皆様が綴られたことに ほっこりしたり、しみじみ感じたり、うふふと笑えたり、「こういう捉え方・考え方もあるのね」と気付けたりできるのが とても楽しい。 私も 人生の坂を半分?くらいは登ったとはいえ、自分の経験してきたことは ほん…

尖りきれない男の子たち

★ TV局が 街でインタビューした番組を観た。 テーマは「2019年の重大ニュース」。 新宿の広場でラップをしていた少年達の一人が答えた。「今年 中3になってトガった」(ことが彼にとっての今年の重大ニュースらしい)。 彼は更に続ける。「不良の部類じゃな…

中学生の憂鬱と「お母さんに叱られるよ!」

★ K 君の憂鬱 「海に向かって、『ばかやろぉ~!』と叫んできた」と、学校の昼休み時間に K 君が言ったそうな。(私の娘の)小焼けが「昭和か!?」と突っ込みを入れながら、詳しく聞いてみると・・・以下のような話の流れらしい。 以前 「もう女なんか信じらん…

憧れのブログを真似してみたものの・・・果てしない道のりのようだ

ひと息ついた時間に、皆様のブログを訪問するのが楽しみだ。 ★「心に染み入るエピソード」(思い出しては何度も ほっこりする。私まで幸せな気持ちになる。あるいは率直に綴られた心情には その方が歩んでこられた道のりや現在の状況に思いを馳せる)。 ★「…

逆引き辞典、俳句版

前回(11月30日) 「のんびりした距離感」を投稿した後、音楽友達のDさんがtwitterにコメントをくださった。 ブログに載せることを快諾してくださった上に 「名前も出してOKだし、今後自分に関することは許可なく勝手に書いてもいいですよ」との優しいお言葉。…

のんびりした距離感の心地よさ

遠く離れて暮らす友から ひょっこり メールが届いた。俳句が 3句 添えられている。 17文字を介して伝わる 彼女の日々の想い。 「ブログに書いてもいい?」と尋ねると、「いいよぉ~」と朝ドラ風味の返信。彼女が推敲を重ねた句は 彼女自身のものだから、私が…

わたくし、観音菩薩さまになりました?

車で外出した。 いつもは カーナビの「推奨ルート」のまま行くのだが、途中からは 何度か目にしたことのある風景になった。 「あっ、ここからの近道なら知ってる。車はめったに通らないし、時間の短縮になる」と ナビの勧めるルートに従わずに進んだ。 カー…

小さく「あっ」と驚く

昨日の新聞の オピニオン欄を見て、「あっ」と驚いた。 タイトルは「障害? なんぼのもんじゃい!」とあった。「自分の足では歩けない」 「周りの音が聞こえない」 「声を出すことができない」という障がいを持って誕生した「奇跡のように可愛い赤ちゃん」。…

「おいで」という言葉から、4人の3~4歳児へ想いが飛んだ夜

先日、朝ドラを録画で見ていたら、心に残るシーンがあった。 【長女(喜美子) を真ん中にして、両隣に次女(直子)と三女(百合子)。 三姉妹が川の字になって布団に入っている。 長女は考えごとがあって眠れない。 ふと横を見ると次女が目を開けている。「起き…

ひ、ひゃくまんえん! 

実家の両親が旅行のついでに足を伸ばして、我が家に立ち寄った。ひとしきりお互いの近況報告や 旅行のお土産話が弾んだ後に、唐突に母が言う。「100万円、ダメにしたわ」 そこに居た全員が驚きの声をあげる。 「ひ、ひゃくまんえん!」同じ屋根の下に暮らし…

ドアの隙間から、何かが覗いている

ん? 何か気配を感じて振り返った。リビングのドアが少し開いていて、隙間から何かが こちらを覗いている。顔は見えるが 姿は隠れている。 べったりと白く塗られた顔。 両端が大きく裂けた真っ赤な唇。 丸い鼻。 眉から頬にかけて 縦に走る黒い線。・・・そ…

証明できない「何か」

恩師 T 先生のご葬儀は 「家族葬」で営まれたとのこと。 以前、家族葬について 新聞の特集記事を読んだことがある。 「本当に身近な者だけで、故人をゆっくり見送れたことが良かった」という意見があった。 その反面、「家族のみの 葬儀であったため、参列で…

「数分間の猶予」が教えてくれたこと

恩師 T 先生の訃報が届いた。T 先生は社会科の先生で、私が高校2年の時の担任でもあった。 当時、生徒に人気のある先生といえば、「ユーモアに富む」、「授業がテンポ良くて分かりやすい」、「進路に関する情報量が多くて的確」、「スポーツ万能」、「美形」…

恋 あれこれ 

娘(仮の名「小焼け」)の友達Mちゃんが、「小焼けちゃんと 一緒に勉強する約束をしたのよ」と家に来た。幼稚園時代から知っているけれど、Mちゃんは会う度に素敵な女の子に成長している。 勉強の合間に 、Mちゃんが突然 言う。「ねぇ、おばちゃん。小焼けち…

それぞれに異なる1日

9月19日にブログを開設し、まだ1か月にも満たない。 記事合計は64になるが、Twitterで呟いていたのを転記しているので、このブログに実際に書き始めたのは「ブログ開設 奮闘記」から これを含めて僅か 7 記事。 (※他の多くの方々は、読者に向けて 話しかけ…

「それがなんぼのもんじゃい おじさん」と「てやんでぃ おじさん」

私の中には3人のおじさんがいる。 「それがなんぼのもんじゃい おじさん」はTVだか映画だか忘れたが、自分の家が火事になり もう手が付けられない状態の時、燃えさかる自宅を見ながらそう呟いたおじさん。時は真冬。おじさんの手と脚はぶるぶると震えていた…

断捨離と絵本

実家に帰ると、母が「断捨離を始めたのよ」と 言う。誰もが皆 いずれ行く道とはいえ、まだ元気で仕事もしている母が、そういう心境になったのかと思うと、娘としては少し寂しい。(「断捨離」という言葉も こういう意味で使うと寂しいなぁ)。 お洒落な母の…

ビフォー・アフター

まだ夏の暑い日、ショッピングモールへ出かけた。遠いのであまり訪れる機会もない。 久し振りに行くと、店内の様子や テナント等も かなり様変わりしていた。 新しいテナントの中に、革製品を蘇らせるお店があった。ショッピングモールは お店ごとのドアが無…

まだまだ続く、ブログ開設 奮闘記

性懲りもなく、はてなブログのあちらこちらを「これはなに?」とクリックしている。 左上のHatenaBlog のすぐ横のブログ名をプルダウンすると、「記事一覧」などがずら りと現われた。(右上のHatenaとその横のアイコン3個 の方は既に探検?済み)。 おお! …

また、季節が巡り来て

(写真はフリー画像からお借りしました) 風にのってキンモクセイの香りが届く。 なんて甘やかな香り。もうそんな季節になったのね。やはり自然の香りには 独特の優しさがある。柔らかな幸せな気持ちになる。 実家の庭にキンモクセイの樹があり、季節が巡り来…

ブログ開設 奮闘記

2019年9月28日 Twitter の使い方を間違っていたかもしれない、と遅まきながら 気付いた後、急いでブログ開設してみたものの、わからないことばかり。 他の方達の記事を読んでみたいのに、どこで探すの?ブログトップページを開いても、新着記事が見つからな…

幻の転校生

2019年9月17日 夏休みが終わって2週間過ぎた。 学校に行くのが しんどくて辛い思いをしている子達が、全国には たくさんいるのだろうなぁと、ふと思う。 南の島の王様の子ども達のように「風が吹いたら遅刻して、雨が降ったらお休みで」という学校生活が送れ…

恋バナが聞ける日はいつ?

2019年9月15日 娘の体育際。 女子の騎馬戦の迫力のあること! 逃げ回って時間を稼いで 勝ち残ろうという騎馬はいない。 かといって、闘志むき出しでもなく、凜として格好良い。真っ正面から闘いを挑む。 いいなぁ、こういう女の子達。 好きだ。 帰宅した娘に…

数える

2019日9月12日 珍しく寝付けない夜。羊の数でも数えようと思った。 朝ドラの、なっちゃんが描くような広々とした牧場。吹く風も心地良い。その牧場の柵を羊が跳び越えるのをイメージする。 羊が向こうからやって来る。羊が1匹、羊が2匹 ・ ・ 可愛い! わ…

改名と命名

2019年9月9日 「クローズアップ現代」で改名を取り上げていた。 改名する人は年間4000人以上で、平均すると1日に11人の割合になるという。 改名の理由も様々で、「キラキラネームが嫌」「出家した」「トランスジェンダー」「漢字を正確に読んでもらえない」…

北海道のお土産

2019年9月4日 娘が、友達から北海道旅行のお土産を貰った。 おお! 六花亭グッズがある!! いいなっ! 「ねぇ、私達って仲良し親子よね!?」と確認すると、娘は察した(観念した?)らしく、「で、どれが欲しいの?」と言い、選ばせてくれた。 ありがとう♪…