2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ドアの隙間から、何かが覗いている

ん? 何か気配を感じて振り返った。リビングのドアが少し開いていて、隙間から何かが こちらを覗いている。顔は見えるが 姿は隠れている。 べったりと白く塗られた顔。 両端が大きく裂けた真っ赤な唇。 丸い鼻。 眉から頬にかけて 縦に走る黒い線。・・・そ…

証明できない「何か」

恩師 T 先生のご葬儀は 「家族葬」で営まれたとのこと。 以前、家族葬について 新聞の特集記事を読んだことがある。 「本当に身近な者だけで、故人をゆっくり見送れたことが良かった」という意見があった。 その反面、「家族のみの 葬儀であったため、参列で…

「数分間の猶予」が教えてくれたこと

恩師 T 先生の訃報が届いた。T 先生は社会科の先生で、私が高校2年の時の担任でもあった。 当時、生徒に人気のある先生といえば、「ユーモアに富む」、「授業がテンポ良くて分かりやすい」、「進路に関する情報量が多くて的確」、「スポーツ万能」、「美形」…

恋 あれこれ 

娘(仮の名「小焼け」)の友達Mちゃんが、「小焼けちゃんと 一緒に勉強する約束をしたのよ」と家に来た。幼稚園時代から知っているけれど、Mちゃんは会う度に素敵な女の子に成長している。 勉強の合間に 、Mちゃんが突然 言う。「ねぇ、おばちゃん。小焼けち…

それぞれに異なる1日

9月19日にブログを開設し、まだ1か月にも満たない。 記事合計は64になるが、Twitterで呟いていたのを転記しているので、このブログに実際に書き始めたのは「ブログ開設 奮闘記」から これを含めて僅か 7 記事。 (※他の多くの方々は、読者に向けて 話しかけ…

「それがなんぼのもんじゃい おじさん」と「てやんでぃ おじさん」

私の中には3人のおじさんがいる。 「それがなんぼのもんじゃい おじさん」はTVだか映画だか忘れたが、自分の家が火事になり もう手が付けられない状態の時、燃えさかる自宅を見ながらそう呟いたおじさん。時は真冬。おじさんの手と脚はぶるぶると震えていた…

断捨離と絵本

実家に帰ると、母が「断捨離を始めたのよ」と 言う。誰もが皆 いずれ行く道とはいえ、まだ元気で仕事もしている母が、そういう心境になったのかと思うと、娘としては少し寂しい。(「断捨離」という言葉も こういう意味で使うと寂しいなぁ)。 お洒落な母の…

ビフォー・アフター

まだ夏の暑い日、ショッピングモールへ出かけた。遠いのであまり訪れる機会もない。 久し振りに行くと、店内の様子や テナント等も かなり様変わりしていた。 新しいテナントの中に、革製品を蘇らせるお店があった。ショッピングモールは お店ごとのドアが無…

まだまだ続く、ブログ開設 奮闘記

性懲りもなく、はてなブログのあちらこちらを「これはなに?」とクリックしている。 左上のHatenaBlog のすぐ横のブログ名をプルダウンすると、「記事一覧」などがずら りと現われた。(右上のHatenaとその横のアイコン3個 の方は既に探検?済み)。 おお! …

また、季節が巡り来て

(写真はフリー画像からお借りしました) 風にのってキンモクセイの香りが届く。 なんて甘やかな香り。もうそんな季節になったのね。やはり自然の香りには 独特の優しさがある。柔らかな幸せな気持ちになる。 実家の庭にキンモクセイの樹があり、季節が巡り来…