暑さと災害

2018年7月14日

「暑う~。暑すぎる。死ぬとこだった」とのラインが届く。
いつもは そんな言葉を口にしない人なので、 暑さがどれほどのものだったか想像できる。

 

被災地の方々のことが頭をよぎる。
避難所では眠ることも難しいのに、日中はこの暑さの中を がれきの片付けや 行方不明の家族の捜索を必死でされているらしい。

 

報道陣の問いかけに、「遺影写真がいるからね」と小さな声で答えながら、アルバムの中の孫の写真を探すおじいさんの姿を目にした時には、 熱くこみあげるものをこらえきれなかった。

 

「どうすれば、力になれる?」と自問自答しても答は見つからない。

「心に寄り添うことはできなくても、せめて何か」とは思うけれど、 個人による生活必需品の支援は「第二の災害」と言われるほど 復興作業の妨げになるらしい。
「(必要なモノを届ける団体への)募金」 なら、 間接的に 今必要とされているモノを被災地に送る形はとれるらしい。

 

被害の大きさを考えると、私の支援金なんて微力過ぎる。

微力の微は微生物の微だなぁ、なんて ぼんやりと思いもするけれど、「微」は「無」ではない。みんなの「微」を集めれば「無」ではなくなる。

 

しかし、支援金は届けられても、大切な人達の命を突然奪われた 深い悲しみの心を支えることはできず・・・。