待合室にて

2018年9月22日

先日、 病院へ行った。 待合室は人であふれている。
向かいの席に2歳前後の女の子がいた。診察を受けているお母さんを、おばあちゃんと一緒に待っているらしい。
目が合ったので笑いかけると、にこっと笑ってくれる。 可愛い

 

絵本を読んでもらっているが、しばらくすると ぐずり始めた。
おばあちゃんが飲み物とお菓子を取り出す。 しばらくはおとなしくしているけれど、それらを食べ終わったら、またぐずる。
そうよね、待ち時間は長く退屈。 じっとなんかしてられないよねぇ。

 

今度はおばあちゃんがスマホを取り出す。 すると、その子の表情がぱっと変わった。 画面を見ながら楽しそう。 驚いたことに、自分でスワイプして画面を切り替えている。
ちっちゃな ちっちゃな指が なめらかにスマホの上を動く。 そのしぐさが とても 愛らしい。

 

ふと気付く。 そっか、この子達には生まれた時からスマホがあって、特別「すごい」ことをしているのではないのね。

 

来年、年号が新しくなる。

それから また長い時が流れると・・・、(今はまだちっちゃな)この女の子達も新しい年号の「若い人達」に言われるんだろうなぁ
「これだから、平成生まれは古いんだよぉ」って。

 

そうなると・・・ 「私たち(←ここ大事)、みんな同じ仲間になるね」と、 昭和生まれのおばちゃんは 思うのであった