2018年10月8日

「警察から電話があったのよ」と、実家の母からの電話。 何だか怒っている。
用件は、「高齢者宛てに 詐欺グループから あの手この手の接触があるから気をつけてください」とのことだったらしい。

 

母は言う。「でもね、なんか変なのよ。警察の部署名も言わないし、こちらが詐欺にあったことはないかとか、家族構成とか あれこれ聞き出そうとするの。」


だが、母が 気に入らないのは、高齢者扱いされたことらしい。 確かに年齢的にはまだその域には達していないし、何より本人が自分はピチピチ(←死語です)してると思い込んでいるので、無理もないが・・・。10代の人達からみれば、似たり寄ったりだろうなとも思うけれど、これ以上怒らせないように黙っておく。

 

母は相手と会話をしている内に、「本当に警察?」という疑問がわいてきて、「はい、気をつけます。」と、そそくさと電話を切ろうとしたらしいが、「それとですね」と相手は用意した項目があるのか、その続きを話したがるのこと。

 

「でね、こっちから質問してみたのよ。」と母。
なぜ、この電話番号を知ったのですか?
夫の方が年齢が上なのに、なぜ、私なのですか?
高齢者はものすごい数いるのに、1軒づつ こうして電話をしているのですか?
警察は 人件費と時間をこれほど使えるのですか?  
詐欺にあわないようにとの注意なら、町内会の回覧板で済むのではないのですか?(耳で聞くより、目で見た方が記憶に残る) 等々。

 

相手はどの質問にも はっきりとした返事はできなかったらしい。
電話を切った後、母は友人達に聞いてみたらしいが、誰もそんな電話は受けてないとの返事。「あれって本当に警察だったのかなぁ?」と母は言うが、私にもわからない。

 

ただ、もし本当に警察からだとしたら、新人のような感じだったという その女性は、母から あんなに質問攻めにされて、今頃 泣いていないかしら?と 私は心配になる。

 

母はまだ怒っている。あの人が詐欺グループの一員だとしたら、こう言いたいらしい。
「真面目にがんばって生きてきた人達から、なけなしの貯金を騙し取るようなことをしてはだめ! 騙すなら 悪徳政治家とか悪徳ブラック企業経営者とかにしなさい。 私ならこうする。」 と具体的なプランを述べ始める・・・ が、それって犯罪者側に立ってます。母上様