子守歌

2018年7月26日

「六月の子守唄」を録音で聴いている。

生まれたばかりの我が子に向けた母の想い。

♪「風がわるさをせぬように    悪魔がさらっていかぬよう    母はこうして いつまでも いつまでも  おまえのそばにいてあげるから    大きくおなり 優しくおなり」♪

Aさんの 甘く優しい優しい歌声が この子守唄によくマッチし、 私の心に深く染み入る。

 

折しも、本日6人の死刑囚の刑が執行されたというニュース。
ひと月で13人の刑が執行されたことになる。

 

TV画面に映し出される名前を眺める。
この人達が生まれた時、親は 「幸せになって欲しい。良い人生をおくれるように…」との祈りを込めて 名付けたであろう。
その我が子の名前の下に「死刑囚」という文字がある。
こんな日がくることを 母親は想像だにしなかったことだろう。

 

「成人した人間の起こしたことは、本人の責任。 親を責めることはお門違い」と言われても、 母親は「どこで、どう間違って、我が子は こんな人生を…?」と 自分の育て方を顧みて 悔み続けるのだろう。

 

♪「大きくおなり、優しくおなり」♪
優しい歌声が切ない