2019年6月16日
「うちにはもうお弁当を持っていく者がいないから、あなたの所で使ってね」と伯母が保冷バッグをくれた。
おお! あの六花亭の商品や包装紙と同じ柄のバッグ!
今までは、六花亭→お菓子→北海道だったが、今はその続きがある。
北海道→Aさん→中島みゆき→歌「六花」→Aさん と続いていく。
こうして、ひとつの物を見て、思い起こせる人が増えていくのは、とても嬉しい。
(※「Aさん」は、北海道にお住まいの、弾き語りを こよなく愛される女性。彼女のお人柄と、透明な美しい歌声・表現力に、ライブに集う私達は魅了されている)
この保冷バッグをくれた伯母はとても華奢だ。食も細い。
「私は生きてこの夏を越せそうにないわ」と毎年言う。
先日、書店で「疲れない夏」という特集の雑誌を見つけたとのこと。
保冷バッグはその雑誌の付録だったらしい。
伯母が「私、生きてこの夏を越せそうにないわ」と言い続けて、もう10年になる。
体が丈夫でない分、こうして健康に人一倍、気を配っているのがわかる。
これからも夏が来るたびに、「生きられそうにないわ」と言いつつも、長生きしてほしいと願う(祈)