数える

2019日9月12日

珍しく寝付けない夜。羊の数でも数えようと思った。
朝ドラの、なっちゃんが描くような広々とした牧場。吹く風も心地良い。その牧場の柵を羊が跳び越えるのをイメージする。

羊が向こうからやって来る。
羊が1匹、
羊が2匹
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可愛い!

 


わっ、うそっ! 集団で来た!! 
集団の奥にいるのも見落とさないようにと 必死になる。
余計に目が冴えて 眠れないじゃないか!

 

羊はやめて別のものを数えようと思った。
何にしよう?  

そうだ、私、今までに いろいろ手術したから、摘出した内臓の数でも数えよう。(どんな思考回路じゃ)。 
ひとつ、ふたつ、みっつ・・・
内蔵が無いぞう~♪と言いつつも、「痛みに耐えてよく頑張った」と自分を褒める。

 

そういえば、親戚や友達の中にも、手術した人が結構いるなぁ。その人達のも含めて数えよう。 内蔵が一部なくなっても、みんな頑張って生きてるよね。えらい!
そして、人間の生命力と 医学の進歩に感謝する。

 

電気を消したベッドの中で、指折り数える。

真っ暗闇に私の声がぼそぼそと聞こえる。
ななつ~、
やっつ~、
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 ・
・・・・不気味である。