2019年8月16日
正月休み・ゴールデンウィーク・お盆休みもなく、お仕事をされる方達も多い。
お疲れさまです。
そんなことを考えていたら、ふと思い出した。
緩和ケアの医師が高校で講演した時、その感想文にあった女子高生の言葉。
「誰かの支えになろうとしているこの人が、 一番支えを必要としていると思いました」。
患者の話を丁寧に聞き、 希望と現実の開きを苦しみとしてキャッチし、 患者の支えとなるものを傍らで共に育んでいくのが 緩和ケアだと、その医師は言う。
しかし、ついに最期まで支えを見つけられない時は、 足がすくみ、動けなくなるとのこと。
女子高生のこの言葉にふれ、医師は涙が溢れたという。
この思いやりに満ちた、柔らかな女子高生の感性。
この人は素敵なおとなになるだろう。
患者さんの心に寄り添い、頑張り抜いている医師の尊さ。
そのことを理解できる高校生の感性の素晴らしさ。