TV録画を見る(その② サスペンス)

2019年5月5日

録りためた録画の中に サスペンスものもあった。次々に見る。
「犯人はこの人だな?」と予想したり、「この人は、次にこういうことを言うだろうな」等と思いながら見る。 そして、「ほらね、やっぱり!」と画面のこちら側で叫ぶ。(小学生か!?)

 

それにしても、殺人の動機に説得力があるものが少ないなぁ。 この程度の動機では犯人に共感できない。 殺人犯に共感というもの変だが、「無理もないよね。ここに至るまでよく辛抱したね」と犯人に語りかけたい動機の時もある。(近所のおばちゃんか!?)

 

上記のように、私は、ストーリーを追って、犯人を探し出すのが好きなのに、真犯人が「通りすがりの人」だったりしたら、こける。(予測不可能じゃ!)
また、寝たきりだったはずのお婆さんが、突然立ち上がり「犯人は私です」と 言った時には、私の方が倒れて 寝たきりになりそうだった。

 

秀逸なものもあった。登場人物の言葉が心に響く。
先日、現実の許しがたい事件の犯人に、なんと、無罪判決がでたのを、新聞で読んだばかりだったが、TVでも同じような犯罪内容であった。

 

しかし、TVの中の被害者の少女は裁判の途中で叫ぶ。(「よく勇気を持って ここまで言いました!」と画面のこちら側の私は胸が熱くなる)。
脚本家が、現実の理不尽な無罪判決を意識して書かれたのかどうかはわからないけれど、選び抜いた言葉を 登場人物に語らせた手腕は素晴らしかった