嗚呼、私の心はどこへ向かおうとしているのだろう?

飛行機の出発時刻まで あと 1 時間を切ったのに、まだこんな所にいて・・・。ここは のどかで 吹く風も心地良いが、初めて訪れた土地。 知り合いもいない。

焦る私達に、見知らぬお爺さんが「この車を運転して 空港まで行きなさい」と貸してくださった。農作物を運ぶような車だ。空港への道順も教えてくださる。○○という分かりやすい建物を目標にして行けば、そのすぐ近くが空港とのこと。家族一同、口々にお礼を言った後、夫が運転席に座り 大急ぎで出発する。

 

しかし、行けども行けどもそれらしき建物が見えてこない。「もしかして、出発点から少し進んだ所を 右折じゃなかったの?」と私。 夫は左折した・・・。「えー、今からまた元の場所まで戻るの?」と娘が言う。小焼けは この期に及んでも のんびりとした口調だ。 時刻を確かめると、乗る予定の飛行機の出発までに40分足らずとなっている。 元の場所まで引き返し、今度は右折して、空港まで無事に到着したとしても、まだ搭乗手続きなどもある。間に合うかしら? もう無理かも・・・。どうしよう! 焦る。

 

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ここで、目が覚めた。 はぁ~、夢だったのねぇ。 さっきまでの焦りが くっきりと 心に残っている。寝覚めが悪いとはこういうこと? ぼんやりした頭で考える。

★あのお爺さんは 何故  ご自分の仕事用の大事な車を 見知らぬ私達に貸してくださったのだろう? 

★無事、空港に着いたとしても、その車をどのようにしてお返しすればいいのだろう? 車のキーをつけたままという訳にもいかないし・・・。お爺さんと相談した記憶もない。私達はどうするつもりだったのだろう?

★いっそ、あの親切なお爺さんが ご自分で運転して、私達を空港まで乗せて行ってくださった方が ありがたかったかも(厚かまし過ぎる発想)

★カーナビが付いていない車ではあったけれど、私達はスマホを持っているのだから、ルートナビを頼りにすれば、迷うことなく到着できたのに、なぜ誰もそのことに気が付かなかったの?

★あの道を引き返した方が良かったのだろうか? それとも、最初に夫が選んだ左折が正しくて、そのまま もう少し進めば、目標の○○という建物がひょっこりと姿を見せたのではないかしら?

★そもそも、家族みなで どこにいて(見たことのない風景だった)、更に飛行機に乗ってどこへ行こうとしていたのだろう? 国外はもとより、不要不急の外出も自粛しなくてはいけない時期なのに。

 

矛盾だらけの夢で、突っ込みどころ満載。う~む。疑問点が次々と浮かぶ。( 特に、あのまま進んで大丈夫だったのか、即座に引き返した方が良かったのか 知りたい。 叶うことなら 今晩その続きを見たい。シミュレーションして寝ようかしら)・・・・・・う~ん。いくら考えても 正解は出ない。夢だもの・・・。

それにしても、どうしてこんな夢を?  世界中が大変なことになっていて、娘の学校は5月の連休明けまで休校。私達はテレワークに切り替わった。それでも頑張ってなんとか乗り切ろうと、家に居ながらでも有意義に過ごせるように工夫しているのに・・・(真面目か)

感染防止対策の日々が長期にわたり、ウィルス感染や 先の見えない不安もあり、自覚はないけれど、奥深くに鬱積し始めたものがあるのかしら? 

嗚呼、私の心は 一体どこへ向かおうとしているのだろう?

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