例のマスクが届いた。 ほぉ～、これが噂の？ マスメディア情報によると、虫・髪の毛の混入、カビ付着、汚れ・変色、異臭など…心配ごともあるらしい。早速 チェックしてみる。清潔に包装されているので OK。 開封して裏・表を丹念に調べるけれど 情報にあったような心配事はなさそうなので OK。 臭いも嗅いでみるがこれも OK。
さて、いよいよ着用。安倍さんの顔が目に浮かぶ。 じゃーん、顎が出るはずよ！
あら？？ 鼻のかなり上から覆っても、顎まで すっぽり隠れている気がする。 大きな鏡がある所まで行って確認する。安倍さんのようには 顎が出ていない。 う～む。
鏡の場所から戻ってみると、娘 (小焼け)が、もうひとつのマスクの封を開け、着用していた。 お～い、ひとつは未開封のまま寄付しようと思っていたのよ～。（ ま、私も試着してみたかったのだから、似た者親子の小焼けが すぐに試着するのも仕方ないわね）。あれれ？ 小焼けには、少し大きすぎる感すらある。う～ん。マスクは 3 社 ( 後でもう1 社判明？) で生産発注したらしいので、悪評のものばかりではなく、ちゃんとしたのもあったのかしら？
それにしても、マスクで覆われると目が強調されるのねぇ。( ここ数か月、マスク姿は もう日常になっていて、じっくりと 娘を眺めることもなかった )。 くりくりとした小焼けの目には力が みなぎっている。生き生きと好奇心に満ち、楽しげにすら感じられる。マスクと関係ないけれど、髪の毛は キューティクルが整って 天使の輪が見えるほど艶々している。「この年頃って ええのぅ～」と私の内なるおじさんが顔を出す。
そうだ！ 夫にもマスクを着けてみよう。結婚前、私は夫の まなざしが好きだった。夫とは学生時代に サークルで一緒だったのだけど、部員全員に分け隔てなく気くばりできる優しい人だった。
帰宅していないので、リビングに飾ってある写真にマスクを乗せて、目だけ出した雰囲気を見る。夫の目は何を語る？
あの頃は「なんて優しい まなざしで相手を見る人なんだろう…」と感動したはずなのに、あれ？？ 今見ると…「ただの垂れ目」だわね……。なんでやねん
