新聞のチラシに、クリーニングの割引きのお知らせがあった。今までお願いしたことのないお店だったけれど、30%オフは嬉しい。LINE 会員になると更にクーポン券が使え、お店のポイントも付き、PayPayキャンペーンもあるそうな・・・。
行かねば! これを見過ごしてはならぬ! と 心の内から叫び声が聞こえる(誰やねん?)
地域名でおおよその場所はわかるけれど、そちら方面には疎く、何度か車で通り過ぎたことがある程度。でも、お店の人に教えてもらえればすぐに分かるだろうと 軽い気持ちで電話をかける。(スマホや車のナビを使えば 行けるかもしれないということに、その時は頭が回っていなかった。相変わらずネジがゆるんだ頭だ)
優しい声の女性が電話に出られた。
★お店の方:「はいはい、ウチの店(取次店)の場所ですね? えっと、どのようにお伝えしたらいいかしら? 大通りから外れた、ちょっと見つけづらい所にあるんですよ。私、車を運転しないので、道案内が下手かもしれませんけど、いいですか?」
☆私:「はい、目印になるものを教えていただければ行けると思います」
★お店の方:「セブン・イレブンがありますでしょう?」
☆私:(そのクリーニング屋さんのある地域のセブン・イレブンを思い描きながら)「はい、わかります」
★お店の方:「そこを ずーっと真っ直ぐに来られましてね、それから左に曲がります」
☆私の心の声:(えっ、どちら方面に向かって『ずーっと まっすぐ』??)。質問する私に、お店の方は優しく言われる。「近くに○○○(公共機関)がありますよ」。
う~ん。○○○は知っているけれど、私のイメージしたセブン・イレブンの近くではない。もしかして違うセブン・イレブン? 私は混乱する。
☆私:「では○○○に駐車して、辺りを見渡せばお店の看板が見つかりますか? 歩いて行けますか?」
★お店の方:「いえいえ、歩くと かなり距離がありますよ。○○○から どんどんどんどん進んでですね・・・」
☆私の心の声:(えっ、どちらに向かって、どんどんどんどん進めばいいの?)
私の戸惑いを知ってか知らずか、相変わらず優しい声で おっとりと説明してくださる。
★お店の方:「川沿いに進むのですよ」
☆私の心の声:(えっ、川がある??)うーん。そこはどこ? 頭の中でもつれた糸が更にこんがらがる。無事に辿り着ける自信がなくなってきた。
★お店の方:「ごめんなさいね。説明が下手で分からないですよね。そしたらですね、ウチはチェーン店なので、他にも ΔΔ 店がありますよ。そこは大型スーパーの中なのですぐに分かるし、駐車も楽だし、ウチと違って𡈽・日祝日も営業していて、閉店時間も遅いので便利かと思いますよ」と、丁寧に他のお店の利点まで紹介してくださる。私は電話口の この親切な女性のお店の売り上げが心配になってくる。
☆私:「せっかくここまでご親切に教えていただいたので、お宅のお店をなんとか探して持って行きます」
★お店の方:「あらぁ、そうですか? ありがとうございます。なんかすみませんねぇ」
電話を終えて、なんだかほっこりした。優しい人との会話には柔らかな風が吹いている。幸せな気持ちになる。
ところで、私は無事に その女性のお店に辿り着けたでしょうか? (なんで、ここでブログを終わるねん?)