とりとめのない会話

★「大発見だ」と帰宅した娘 (小焼け) が言う。部活の始まる前に 友達が電話しているのが聞こえたらしい。「おばあちゃんと孫って、あんなに甘く優しく会話するものなの? まるでアニメに出てくる二人みたいな雰囲気だったよ。電話の後で スマホの写真見せて貰ったけど、テレビや映画で見かける優しそうな 『おばあちゃん おばあちゃんした おばあちゃん』 だった」

小焼けは更に続ける。「ウチのおばあちゃんは やたら元気で、おばあちゃんってこと 忘れそうだ」。その後、祖母 (私の母) に LINEして 「今日の大発見」を知らせる小焼け。「じゃあさ、私達も『甘~く 優しく会話する 孫とおばあちゃん』しようよ~」と返信がきた。「そりゃ無理じゃ」という文字の入った 可愛いスタンプ 1 個送信する孫。

せっかく 大発見したらしいのに、それを生かしきれてなくない?

 

★夕食の時、唐突に「私ねぇ、大学生になったら どんなバイトするか決めたよ」と小焼けが言う。大学生のお兄さん・お姉さんがいる友達に尋ねたらしい。「塾の先生や家庭教師がメインらしいけど、その他に、中学・高校の部活で初めてバイオリンを手にした人達から『基礎からのレッスンと、学校行事やコンサートで弾く曲を重点的にみて欲しい』という依頼もあるらしいよ。でねぇ、考えたんだけど、それプラス『お母さん達の相談にのる』っていうサービス付きはどう?」と言う。

「塾の先生や 家庭教師は分かる。初心者への楽器の手ほどきも まあ分かる。でも最後のは なぁに?」と問うと「だいたいねぇ、お母さん達は『ウチの子、せっかく楽器を習い始めたのに 練習嫌いで』とか『 4 歳からお稽古してるんですけど、ちっとも上達しなくて』とか愚痴を言いたかったりするじゃない? それを『うんうん、お気持ち分かります』と頷きながら話を聞いてあげるの」。・・・って、お~い、どの立場から物を言おうとしてます? なんか怪しげな人みたくなってない?「今なら壺もついてきます」なんて言い出さないでよ。

 

『食事をしながら こんな とりとめもない会話をするのも あと 1 年半かな?』と思うと寂しくもあるし、親元を離れて成長していくだろう娘の姿を見るのも楽しみな気もする。

ところで、このところずっと、私は 「ここで曲がり角を曲がろうか? それともこのまま もう少しまっすぐ進んで、その先に現われた角で曲がろうか?」と思案中。

私が更新を楽しみにしているブロガーさんのお一人  Miyukeyさんが「曲がり角」について綴っていらっしゃった(6月27日、7月19日)。 Miyukey さんが紡がれる言葉は いつも味わい深い。ゆっくり拝読しながら「さて私は?」と考える機会をいただいた。

(追記:読んでくださった方が「 IDだけでは記事に辿り着けないのですが・・・」というお問い合わせをくださったので、記事を貼らせていただきます。Miyukeyさんご本人に了承をいただかないままで宜しいのでしょうか?と案じつつ。未だにブログのマナーがよく分かっておりません。ごめんなさい)

 

↓ Miyukeyさんの6月27日の記事です

曲がり角は、神様のものじゃない 長田弘「私の好きな孤独」 - Miyukeyの気まぐれブログ (hatenablog.com)

↓ Miyukeyさんの7月19日の記事です

私の人生の曲がり角は(近況報告) - Miyukeyの気まぐれブログ (hatenablog.com)