微熱と 倦怠感

先週、日中は暑かったのに、夕方から夜半にかけて冷え込んだ。秋冬物は週末に入れ替えるつもりだったので、「その時までは ま、いっか」と思っていた。すると、夜が更けるに連れ もっと冷え冷えの感じがしてきて「これ、もしかして風邪をひく?」とは思った。案の定、翌日 目覚めると喉が痛い。微熱もある。だるい。「あー、やっぱり風邪をひいてしまった」と反省する。

 

喉の痛みは 1 日で取れたけれど、微熱と だるさが残っている。急いでクローゼットの中を秋冬物に入れ替え、暖かくして安静に過ごす。「これで (今までと同じように) すぐに治るはず」と思っていたのに、数日経っても微熱と倦怠感は相変わらず。「あら?こんなに長引くなんて、私にしては珍しい。もしや、コロナ?」と不安がよぎる。

報道によると、『さっきまで微熱だった人の容体が急変し、病院に搬送された時には 呼吸困難など重篤な状態になっている』場合もあるとか。TVで見たコロナの患者さんが入る病室の情景が脳裏をよぎる。広いけれど 必要最低限のものだけが置かれた無機質な病室。感染の危険を考えると、ドクターや看護師さんもそう頻繁には訪れてくれそうにない。気持ちを和ませるお花なども持ち込めないだろう。ひとりぼっちでここ?

想像していると急に辛くなる。このような状況で、呼吸器の助けを借りて何週間もコロナと闘い続けられた方達に思いを馳せる。

 

私も 容体が急変した時の為に、家族に伝えておかねばならないことを箇条書きにしてみる。結構あるなぁ。微熱・倦怠感があったはずなのに、なんか急にやる気が出てくる。(火事場のなんとやら?)

生活関連のことを一通り書き終えた後に、「万一のことがあった場合」も想定して、家族や友人にもメッセージを残したくなる。ベッドの上でそんなこんなをしていると、じわじわと哀しさがこみ上げてくる。

実家の母は、6 月に自分の母親を見送ったばかり。娘の私まで この母より先に旅立つわけにはいかない。ゆるやかにではあるけれど、物忘れが出始めている実家の父や、義父のことも心配。娘の小焼けもまだ 14 歳。もう少し長く成長を見守りたい。コロナだったら、職場の同僚達に感染させることはできない。有給休暇も残っているし使おう。

 

かかりつけ医に電話をして受診する。「う~ん。感染していても無症状の内に治ってしまう人もいるしねぇ。一概には言えないけど、夕暮れさんは大丈夫なような気もしますよ」とおっしゃる。指定医療機関等で検査を受けるには手続きや条件がなかなか大変らしい。自費診療で PCR 検査や 抗体検査をしてくれるクリニックもあるらしいけれど、かなりの高額。もう少し様子をみましょうとのこと。いつもながら、丁寧に話を聴き、説明をしてくださる かかりつけ医の先生に感謝。

 

昨年までなら「季節の変わり目に風邪をひきました」で済んだのに、今年は「もしや、コロナ?」の心配が加わった。『同じような思いや体験をされている方達が 全国には相当数いらっしゃるのだろうなぁ・・・』と思いつつ、ドクターの言葉に ほっとして、病院の帰り道に、いつものよりは高級なプリンを買った。プリン好きなのです(この情報、要ります?)

 

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