2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧
2019年4月6日 祖母のお世話になっている施設には見事な桜の樹が何本もある。祖母・母・私・娘で、大正から平成までの4世代でお花見。 祖母の車いすをゆっくりと押しながら、みんなで「綺麗ね」と繰り返す。私の娘は、桜と曾祖母をスマホで撮影し、アプリで加…
2019年3月26日 娘が帰宅した。 「何かおもしろいことあった?」と私は尋ねる。 「う~ん。今日は特別ないなぁ」と娘が応える。 少し間を置いて言うには、「あのねぇ。私が通っているのは普通の中学よ。吉本の養成所じゃないんだから、そう毎日おもしろいネタ…
2019年3月4日 Aさんと T さんの歌声や演奏を 1 日の終わりに聴くのが楽しみだ。 ライブも楽しいが、間に合わなかった時は録音で聴く。 聴きながら、「はぁ~、幸せ」という感覚がじわじわと湧いてくる。 この時、私の脳内は 幸せ物質のセロトニンで溢れてい…
2019年2月16日 「ねぇ、お母さん。私が忘れ物をしても、学校まで届けてくれたことないよね? かずま君は甘やかされすぎよ」と娘が言う。 ん? かずま君? そんな友達いたっけ? と私は考える。 娘は更に続ける。「必要な物は前の日にちゃんと揃えておけば、…
2019年1月27日 『伝えたい言葉はいつもスタンプでどこかに消えた私の言葉』(「現代学生百人一首」高1 功刀さん) 私もLINEで済ますことが多くなった。言葉を連ねるよりも、スタンプ1個の方が気持ちを語ってくれる気がする時もある。 でも、時には「私の言…
2019年1月10日 祖母が まだ自宅に居た頃、私に言ったことがある。「あそこに、黒いマントに黒い帽子の男の人がいて、こちらを見てるよ」。 その日は大雨。 祖母のいる部屋は2階にあった。 その2階の窓の外に、男の人が祖母と同じ目の高さに存在する・・・…
2018年12月23日 「サンタは生まれ落ちたそのときから 白いひげのおじいさんだったから、 子ども時代の思い出がない」という詩があって、 「子ども時代がないということは、 ぶらんこに乗った思い出がないということ. 初恋の女の子の写真がないということ」と…
2018年12月14日 雑誌によると、いい女は着膨れなんぞ しないそうな。 ふむ。ふむ。 私のように、ヒートテックのインナーやアウターや何やかやを、 これでもか!と ばかりに重ねちゃダメなのねぇ。 雑誌に載っているような薄着で、吐く息も白い早朝に、家から…
2018年11月24日 二人の歌い手さんが それぞれに紡がれる「やまねこ」(中島みゆきさん)の世界に惹かれている。 Aさんの「やまねこ」は、ギター1本で語りかけられる抒情的な世界。この歌詞に登場する女性の、内に秘めた強さと悲しみが ひたひたと伝わってく…
2018年11月13日 「お母さん、約束よ。絶対よ」と娘が言う。 「はぁい。約束ね」と私は応える。 娘との約束は たわいもないもので、時期がくれば果たせる。 「約束」といえば……遠く離れて暮らす友と 交わした約束がある。 いつか 必ず果たしたい約束。 その日…
2018年10月22日 文章を読むのが好きだ。様々な考え方を発見するのも楽しい。 だが、ひどく疲れる時がある。自分と異なる意見に耳を傾ける姿勢がなく、ただ罵倒するだけの文章に出合うと 読み続けるエネルギーがなくなる。 また 喜怒哀楽を全て「やばい」とい…
2018年10月8日 「警察から電話があったのよ」と、実家の母からの電話。 何だか怒っている。 用件は、「高齢者宛てに 詐欺グループから あの手この手の接触があるから気をつけてください」とのことだったらしい。 母は言う。「でもね、なんか変なのよ。警察の…
2018年9月22日 先日、 病院へ行った。 待合室は人であふれている。 向かいの席に2歳前後の女の子がいた。診察を受けているお母さんを、おばあちゃんと一緒に待っているらしい。 目が合ったので笑いかけると、にこっと笑ってくれる。 可愛い 絵本を読んでも…
2018年9月1日 ライブ友達が Sting - Englishman in New Yorkをツイートされていた。 ロックフェラーセンターで、演奏者も聴衆もひとつになって、実に楽しそうな映像だった。 これ、いいなぁ。 PCのこちら側の私まで笑顔になる。 随分前になるが、同じ曲を…
2018年8月28日 「学校は 歩いて遠く おもひてとほく 明日は知らぬ男に嫁ぐ」 (知花くららさん NHK短歌より) 知花さんは、 国連WFP日本大使として 世界各国を回られた。 ケニアで聞いた話を歌にしたという。 宇宙から眺めれば美しい「水の星」である…
2018年8月26日 夏休みも いよいよ残りわずか。 私はとても忙しい。 娘の「ふ~ん、お母さん、知らないの?」という挑発に うっかり乗ってしまって、 宿題を手伝わされる羽目に陥らないよう、「忙しいふり」をしなくちゃならない。 ああ、忙しい。忙しい(ふ…
2018年8月18日 娘が言う。「ねぇ、四字熟語の中で、数字の入ったのを教えて」。 私は答える。「ググれば、いっぱい出てくるでしょう?」 娘:「問題の空欄に文字を入れるんだもん。調べるの めんどくさいよ」。 何でもかんでも、人に聞いて済ませようとする …
2018年8月14日 朗読を介して、認知症と診断された方達からの言葉を聞いた。 「介護離職」とか「介護うつ」とか、ともすれば、「介護する側」に立った記事などを目にすることが多い中、「認知症を患っている側」である方達の言葉は胸に染みた。 Aさんの穏や…
2018年8月8日 Twitterで いろんな方のツイートを読む。 「なるほど」と思えるものがたくさんあって楽しくなる。 その中に 「話せばわかるのは、話せばわかる人だけ」 というのがあった。 だよね! 最近TVによく登場する あの人、この人。 「この人とは何を…
2018年7月26日 「六月の子守唄」を録音で聴いている。 生まれたばかりの我が子に向けた母の想い。 ♪「風がわるさをせぬように 悪魔がさらっていかぬよう 母はこうして いつまでも いつまでも おまえのそばにいてあげるから 大きくおなり 優しくおなり」♪ A…
2018年7月22日 新聞の歌壇に次のような一首が載っていた。 詠み人の了承を得ていないので、そのまま書き写すことはできないが、 七夕の短冊に幼い文字で 「となりの おばさんが ひっこしますように」と書いてあった という内容。 やっと文字が書ける年齢の子…
2018年7月14日 「暑う~。暑すぎる。死ぬとこだった」とのラインが届く。 いつもは そんな言葉を口にしない人なので、 暑さがどれほどのものだったか想像できる。 被災地の方々のことが頭をよぎる。 避難所では眠ることも難しいのに、日中はこの暑さの中を …
2018年7月4日 Aさんが話されていたが、どちらも私は初めて耳にした花の名前。 北海道で見られる花らしい。 さっそく検索。へぇ~。 エゾニュウは高さ3メートルにもなるらしい。 北海道の雄大な自然によく似合う。 エゾニュウ (写真は「積丹半島の植物と自…
2018年6月21日 ずっと昔、 中島みゆきさんの「永久欠番」の詩のみを 先に目にした。 言葉の世界に凝縮されたものを、あれこれと 何通りにも思い描いた。 ところが、人によって解釈が随分と異なるのも知った。 それもまた楽しかった。 言葉が紡ぎだす世界って…
2018年6月16日 新聞の歌壇を読んでいると、行間から それぞれの人生が見えてくる。 「もう当分恋はしません」と言い切った後に、「ラーメンを作り、鍋ごと食う」という意味の句があった。切なさの中に、バイタリティも感じられる。 「あなたなら、また素敵な…
2018年6月14日 「言葉で慰めることも 励ますこともできないから 私は君を音楽でくるんでやりたい 」 と、書いたのは谷川俊太郎さん。 北京の自宅で軟禁状態におかれている 人権活動の女性に届けたものだという。 「音楽」という言葉には特別の思いを込めたと…
2018年6月14日 ある朝、優しい優しい歌声が聞こえてきて目が覚めた。 一瞬、自分がどこにいるのか理解できなかった。 あまりの心地良さに「私は天国に来た?」と思ったくらい。 (地獄ではなく天国に召されるほど、善行を積んだ記憶はないが…) しかし、すぐ…
2018年6月14日遅まきながら、Twitterにデビューすることにした。それにあたり、プロフィール用の名前が必要になった。 インターネット上の名前を皆さんはどのように付けられているのかな?思いつくまま入力してみると「既に使われています」と出る。 「そっ…